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観音洞

観音の化身—参拝者が絶えない観音洞

更新しました:2023-10-02

7万

紹介

緑島の観音洞は天然の鐘乳洞で、公館村の海岸段丘上にあり、島民に「草山」と呼ばれています。
観音洞

観音洞入口には「緑水青山観音勝地、島上風光神仙洞府」との対聯が掛かっています。
洞内に屹立する石筍は、形が観世音菩薩に似ているため、大勢の参拝者が訪れ、線香の煙が途切れることがありません。

ここでの参拝方法はとても変わっています。観音さまはこちらに背中を向け、東に向いて蓮台に座っておられるため、反対側から拝まなければならないからです。そのため、観音像の前にはステンレス板が置かれており、「擲筊(ボアボエィ)」を行い観音さまの許しを得た後は、それに触れて敬意を表します。

観音さまは廟の建設を望まれないため、廟殿はありませんが、島民は管理委員会を設立しています。彼らが数十年礼拝してきた観音像は、霊験あらたかで、世俗の無常と人間界の苦難を慰めてくれ、良縁祈願、子宝祈願、または生きていく上で困難にぶつかった時などに参拝してみてはいかがでしょう。

島民は外出の際には、観音さまのご加護が得られる香火袋(お守り)を身に着けています。また、島外へ転居する場合には、観音さまに平安を祈れば、故鄉の思い出を持ち続けることができるといわれています。

観音洞は、旅行者にとっては観光スポットですが、島民にとっては、日常生活に密接に関連しており、さまざまな願いを叶えてくれる祈願の地で、観音像は彼らにとっての永遠の信仰対象なのです。
夏、炎天下に洞中に入り、潮騒に耳を傾けていると、えもいわれぬ涼やかで静かな境地を味わうことができるでしょう。

ディテール

施設

  • 販売店
  • 公衆電話
  • 駐車場
  • 公衆トイレ

お薦めのモデルコース

【第1日】観音洞→海参坪/パグと眠れる森の美女→孔子岩 【第2日】紫坪生態保護区→大白砂で水遊び/砂遊び/夕日観賞→馬蹄橋

アクセス方法

旅行のヒント

島民の梅花鹿(ハナジカ)飼育は歷史が長く、鹿肉炒めは名物料理。
鹿肉麵は、梅花鹿肉を熱湯で湯がいた後、八角、クコの実、センキュウ、トウキ等の生薬を加えゆっくり煮込む。漢方薬の香りがしみ込んだ鹿肉が絶妙の味。
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