歴史と文化を旅する
人文の旅 緑島の歷史をたどる
美しい紺碧の海に浮かぶ緑島には、リゾートアイランドのイメージがあるかもしれません。けれども台湾本島とそれほど離れていなかったことから、緑島には忘れてはならない歴史があったのです。それは白色テロの時代の物語、親分たちの物語。すべてがこの小さな島に、歷史と人文の痕跡を刻んでいます。
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緑島ビジターセンター
緑島観光の第一歩はビジターセンターから始めましょう。緑島空港の迎えにあるビジターセンターは、展示とマルチメディアで緑島に対する大まかな知識を旅人に授けてくれます。豊富な海の生態についても率先して解説。予め観光スケジュールを組み立てていなくても、ここに来れば十分な情報を得ることができます。
営業時間:08:30-17:00
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住所:台東県緑島鄉南寮村298号
電話:089-672026 -
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緑島監獄
緑島と言って、台湾人なら「大哥(親分、アニキ)」と結びつける人も多いはずです。それは今でも使われている「緑島監獄(刑務所)」のためで、ヤクザの親分レベルの人物を収監していたことで知られています。「緑島監獄」は近寄りがたい雰囲気を放ってはいますが、今では観光化されていて、隣りの「緑芸工坊」は入園し見て回ることができます。緑島の特色を表した3D壁画は特にお忘れなく。かわいい絵の前で記念写真をどうぞ!
住所:台東県緑島鄉中寮村192号
電話:089-672502 -
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国家人権博物館-白色テロ緑島記念園区
いつの時代も、それぞれの時代背景とどうしようもないことがあるものです。政治的に敏感だった時代、緑島は台湾本島からちょうど良い距離にあったため、政治犯の収容場所とされていました。当時の政治犯は『緑洲山荘』と『新生訓導処』に収監され、労働改造と思想改造が行われていました。敷地内に足を踏み入れると、過去の厳粛な雰囲気が感じられます。かつての台湾を理解することができるところです。
営業時間:09:00-17:00
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地址:台東県緑島鄉将軍岩20号
電話:089-671095 -
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大哥の物語
にぎやかな南寮漁港付近に「大哥(親分、アニキ)」をテーマとした店舖があります。監獄からヒントを得た内装を施しており、大哥と監獄から連想される殺伐としたイメージをギャク化しました。ここではいくらでもSNS映え写真が撮れるだけでなく、大哥グッズをお土産に買うことができます。
営業時間:09:00-23:00
住所:台東県緑島鄉南寮村漁港路27-1号
電話:089-671086