海を満喫
緑島をゆったり 太平洋に潜る
緑島ではどのように過ごしたらいいのでしょうか?緑島は大きくありませんが、小さいとも言えません。オートバイで島を巡れば、豊かな自然の生態を観察でき、白色テロの時代に政治犯を収容した過去に触れれば、歴史を味わう旅ができます。小さな離島の独特の暮らしも、一味違う日常体験をもたらしてくれます。これらが緑島を、台湾で旅人に最も愛される離島にしているのでしょう。緑島訪問が初めてなら、絶対に欠かせない5つのことから旅を始めましょう!
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柴口
緑島北方の柴口シュノーケリングエリアには、サンゴ礁が広がっておりり、カラフルな石サンゴがその上を覆っています。この辺りは水深の変化が多様なため、夢のような海中世界をシュノーケリングでも十分に堪能できます。岸に上がったら、潮間帯の探険に出かけましょう。付近には宿泊施設も多いため利便性が高く、ここは人気のシュノーケリングエリアです。
ベストシーズン:六月から八月(この時期は西南季節風の風下に当たる)
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予想所要時間:2時間から半日 -
石朗 (ダイビングにも最適)
太平洋を安定した黒潮が流れているため、石朗はシュノーケリングにもダイビングにも最適です。多彩なテーブルサンゴが広がっているここは、世界的にも知られたダイビングポイント。貴重なハードコーラル、ソフトコーラルの群落を、海流に乗って、小魚たちといっしょに自在に泳ぎましょう。每年四月には、羽のようなヒレをはためかせて跳ぶトビウオの群れが見られるかもしれません!
ベストシーズン:四月及び夏季(四月はトビウオ遭遇の可能性あり)
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予想所要時間:2時間から半日 -
大白沙
緑島の南端にあり、澄んだ海水と白砂を有する大白沙ダイビングエリアは、恋人たちにとってはロマンチックなデートスポットです!けれどもここの楽しみは、海岸の散歩だけではありません。ここはシュノーケリングにも最適なポイントなのです。海の中へと伸びるシュノーケリング歩道は、海面を歩いているような錯覚を味わえるでしょう。ただ大白沙区域は暗流が多いので、専門のインストラクターに従い海に入るようにしてください。
ベストシーズン:岸辺なら一年中最適
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予想所要時間:2時間から半日
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大シイタケ
石朗ダイビングエリアには「大シイタケ」と呼ばれるサンゴの群体があります。形成までに千年かかっていると言われる世界最大のエダサンゴの群体です。2016年の記録では、「大シイタケ」の根本は水深18mの海底にあり、高さは10m、海面からの距離は約8mです。ただ残念なことに、「大シイタケ」は2016年の台風14号で倒れてしまいました。現在は専門家が復活を図っているところです。
ダイビングスタイル:ボートダイビング、ビーチダイビング
ダイビングポイントグレード:初級
最大深度:18m
見られる可能性のある生物種:オオイソバナサンゴ、トゲヤナギサンゴ、ウケグチイットウダイ、シマキンチャクフグ、ナガブダイ、イトベラ 、フタスジリュウキュウスズメダイ、クロヘリイトヒキベラ、イロブダイ、フタスジタマガシラなど -
大白沙
サンゴと貝殼が堆積してできた白いビーチが、大白沙ダイビングエリアの名前の由来です。沿岸は水深20mを超え、至る所に大きな礁石が林立しています。岸から遠くないところでは、礁石はさまざまな水流と地形に出会います。岩洞の間を行き来し、海の生き物たちの美しさを訪ねてください。
ダイビングスタイル:ボートダイビング、ビーチダイビング
ダイビングポイントグレード:中級
最大深度:30m
見られる可能性のある生物種:ウスカミサンゴ、ミナミヒラヤギサンゴ、ムレヤギサンゴ、クログチニザ、ルリホシスズメダイ、アマミスズメダイ、クロモンガラ、トゲチョウチョウウオ、イロウミウシなど -
教会
船に乗って海に出なくても、環島公路の馬蹄橋旧道脇の歩道から、水に入ることができます。ソフトコーラルとハードコーラルが入り混じるダイビングエリアで、斜めに開いた洞窟の中に入ることができます。そこは、光が海面から洞窟の底へと直接射し込むと、ステンドグラスを通した光を迎え入れる教会のように静謐な雰囲気に包まれます。西南の季節風が高波を起こすことがありますので、夏季は注意が必要です。
ダイビングスタイル:ビーチダイビング
ダイビングポイントグレード:中級
最大深度:15m -
鋼鉄礁
鋼鉄礁は人工の魚礁です。廃棄タイヤとスチールのフレームで作られており、たくさんのサンゴが着床しています。ダイバーを惹きつけていたのは、七十数匹の人懐っこいナンヨウツバメウオたち。ただ現在では、残念ながら違法に捕獲され三匹しか残っていません。専門家の保護と育成により、近い将来かわいい姿が再び見られることが期待されます。
ダイビングスタイル:ボートダイビング
ダイビングポイントグレード:中級
最大深度:30m -
鶏仔礁
鶏仔礁という名は、エントリー地点の付近に突き出している岩が、鶏の頭のような形をしているからです。岩全体はソフトコーラルとハードコーラルにびっしりと覆われています。鶏の頭以外に、「ワニの口」と呼ばれる岩もあります。このエリア全体には、奇妙な形の岩がたくさんあり、ダイバーたちの想像力を掻き立てています!
ダイビングスタイル:ボートダイビング
ダイビングポイントグレード:上級
最大深度:30m
見られる可能性のある生物種:オニハタタテダイ、トサヤッコ、ヒメゴンベ、ピグミーシーホース、イボウミウシ、クロモンガラ、ミノヒラムシ、シモフリタナバタウオ、ニセゴイシウツボなど -
大峡谷
公館港の外海には「大峡谷」と呼ばれる有名なダイビングポイントがあります。水に入ると、カラフルなイタヤガイとトゲトサカサンゴ、魚群が織りなす海底の花園が目に入り、知らず知らずのうちに、その中に引き込まれていきます。夏でも北面に位置する水温はかなり低いので、保温にはご注意ください。ダイビング経験が浅いダイバーは、多様な魚群が見られる公館港周辺がおすすめです。
ダイビングスタイル:ボートダイビング
ダイビングポイントグレード:上級
最大深度:35m
シュノーケリング、ダイビングとは違い、海底船は天候の影響を受けにくく、水が苦手な人でも海中世界がのぞけるいい方法です。半潜水艇式のグラスボートはゆっくりと移動しますが、船酔いしやすい人は予め酔い止め薬を飲んでおくことをお勧めします。けれども、ガラスの向こうにきれいな景色が見え始めると、不快感も少しは和らぐでしょう。小さなお子さんやお年寄りもいっしょに緑島を旅する場合には、ぜひ海底船で海中世界をお楽しみください!
開放時間:現場による
乗船地点:緑島南寮港
連絡電話:089-672180
緑島の朝日温泉は、九州、北イタリアと並ぶ、世界に3ヶ所だけの海底温泉です。海水のしょっぱさはありますが、泉質は硫黄泉で皮膚に対する刺激がなく、お湯から上がっても、粘つく感じはありません。朝日温泉では、夜は星空を仰ぎ、早朝は朝日を受けて、温泉が楽しめます。他ではなかなかできない体験です。
開放時間:五月-九月 05:00A.M〜02:00 A.M, 十月-四月 06:00A.M〜12:00 P.M
入浴地点:台湾台東県緑島郷温泉路167号
連絡電話:089-671133