樟原
集落遺跡と自然の生態 新先住民の里
更新しました:2020-10-14
公開日:2020-10-14
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樟原村を代表するランドマークが「樟原基督教長老教会」です。アミ族樟原集落はノアの方舟の精神に学ぼうと、チャリティー販売、野菜の販売、食用ガエルを捕まえるなどの方法で、住民自らが資金を集めて設計し、教会を完成させました。そのためこの教会は台湾で最も美しい「ノアの方舟」型教会と呼ばれています。建物の両脇は低い壁で囲まれ、船が樟原港に入港し、今まさに接岸し、地元住民を守ろうとしているかのようです。外壁には赤いタイルで集落の印が描かれ、先住民集落の精神が永遠に伝わることを象徴しています。
樟原村南端の「樟原橋」には老、中、新の三つの橋があります。平行に並び水母丁溪に掛かっていますが、地勢の高さが違うため、特殊な景観を形成しています。交通部観光局東部海岸国家風景区管理処はここに「樟原橋休息区」を設置。新橋の上から丸石で作られた旧橋を眺めることができます。アーチ型の橋は溪谷を跨ぎ、味わい深い寂れた風情を醸しています。
特色
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歷史と文化
樟原村は長浜鄉最北端に位置します。「樟原」とはクバラン語の「姑仔律(Koladot)」が変化した地名です。現在当地のアミ語では「gulalu’」と発音されますが、クバラン人は「gulaalu’」と呼んでいます。「姑仔律」は加礼宛社の平埔族とアミ族からなる集落で、台東県でクバラン族の人口が最も多い集落です。樟原村は長浜鄉でクバラン族が最多の村でもあります。
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自然の生態
「樟原村」西側、水母丁溪流域の丘陵地帯にはかつてクスノキの原始林が広がっていました。日本統治時代の大正年間、クスノキを伐採しての樟脳作りが盛んになり、日本が台湾を殖民統治していた時代、ここは樟脳の重要な産地でした。旧樟原橋の下方は長浜大圳(用水路)の主要な取水口です。クスノキの古木が生い茂り、多種の巨岩と魚道が見られ、動植物の生態を観察したり、沢登りを楽しんだりする行楽客でにぎわいます。渓流は巨石が立ちはだかり滝が流れ、変化に富んだ景色が魅力で、澄んだ水と戯れれば、夏の暑さも吹き飛ぶでしょう。
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地質環境
水母丁溪溪谷は巨大な火山集塊岩を含み、紫玉、黄碧玉、白玉髓など多種の玉石が見つかります。水母丁山は都巒山層に属し、硬い火山集塊岩でできています。この集塊岩は数百万年前の海底火山の噴火で形成されたもので、それが長い年月の間に波に削られ断崖が形成されました。こうして水母丁溪のダイナミックな風景が形作られたのです。
ディテール
施設
- ダイニング
- ステイ
- ガソリンスタンド
- 多くの駐車場
- ビューポイント
- バス停留所
アクセス方法
旅行のヒント
2.溪谷に入る、または沢登りを行う際には、事故が発生しても救助を求められるよう、決して一人では行かず、必ず同行者を伴ってください。
3.「巴歌浪船屋」はアミ族の哈旺四兄弟が建てた民宿。海と溶け合うような建物は一見の価値があります。