2017年豊浜鄉公所が敷設した豊浜新社「親不知子海上古道」は、ツーリストの間で近年トレンドになっている花蓮旅行のSNS映えスポットです。感動的な地元の伝説、絶壁上の透明なガラス遊歩道、山海の絶景が見どころです。
園区の入口は新豊トンネルの脇にあります。入園後はまず駐車料金を支払ってから、新磯トンネル口まで少し歩き、チケット購入の列に並びます。園内の遊歩道は大きく二セクションに分かれています。一つは、駐車場から新磯トンネル口までの広いアスファルト道で、かつては台11公路でした。もう一つは、古道の一部だった道で、現在は垂直の断崖絶壁に沿って、約20メートルの海上透明遊歩道が鉄骨構造と強化ガラスで作られています。海抜は約40メートルで、今は使われていない新磯トンネルと平行に伸びています。ここが、各地からのツーリストが殺到する大人気の遊歩道です。
この地の海岸山脈は、フィリピン海プレートとユーラシア大陸プレートの押し合いで隆起したもの。これに地殻の上昇と海蝕作用が加わり、花蓮台東地区には多様な海岸地形が形成されました。遊歩道からは、天気が良ければ、一面に広がる青い太平洋の彼方に水平線がはるかに見渡せ、新社一帯の壮大な海岸段丘と海蝕地形を眺めることもできます。
海上古道からの雄大な風景に圧倒されたら、終点の新磯トンネル内では、新しく設置された、ドリンクや軽食を販売するミニ店舗で一休み。入場券で同額のお買い物ができます。遊歩道内の外側には緑地と公衆トイレも設置され、家族揃って休日のお出かけに最高の、自然に親しめる場所となっています。
維持管理機関:豊浜鄉公所