「石門レクリエーション区」は石梯漁港の北側4、5キロ地点にあります。この海岸には、岩礁に大きな海蝕洞があるため、「石門」と呼ばれています。ここは、2016年ハリウッド映画『沈黙』のロケ地となり、「石門」はいっそう有名になりました。
台11線をまっすぐ行き「石門レクリエーション区」に到着すると、傍らには駐車スペース、数本の遊歩道もあります。「石門レクリエーション区」の遊歩道は地形に沿って開かれており、右側は公衆トイレに通じ、中央の遊歩道は「看海景観東屋」へ向かいます。左側が海蝕洞へ通じるメインルートです。
「石門レクリエーション区」から石梯坪、港口先住民集落へは、数キロに及ぶ岩の海岸が続きます。もとは火山岩層の岩礁海岸は波に削られ、「海蝕洞、海蝕溝、甌穴、海蝕台」など多様な地質景観を見せています。ここで最大の石門海蝕洞は高さ5メートル、幅は18メートル。三つの穴があり、上の穴からは巨大なアコウの木が伸びています。海側の穴は、形が車の「マーチ」に似ているとして、「march洞」と呼ばれています。海蝕洞外側、太平洋に面した海蝕溝とともに、今ではインスタ映え、SNSチェックインに必須のジオ景観となっています!
「石門レクリエーション区」では、「march洞」、海岸と記念写真を撮ったら、洞穴内に立ち、内部を吹き抜ける風が起こす立体的な共鳴音に耳を澄まし、カラフルな海岸の生き物にも目を凝らしましょう。岩場の至るところに生えている海藻は、小魚やエビたちの美食パラダイスです。ここは海岸生物を観察するには絶好の天然教室なのです。