大石鼻山は「磯崎海浜レクリエーション区」の南端に位置する海岸線に突出した小山です。巨大な岩石が多く、海岸線に突き出た様子が「鼻」のようで、山の形は亀の背中に似ていることから、「大石鼻山」または「亀庵山」と呼ばれます。
東部海岸国家風景区管理処はこの地に、山並みに沿って全長750メートルの「大石鼻山歩道」を敷設しました。南北にそれぞれ出入口があり、公衆トイレと駐車場を設置。遊歩道には距離標、東屋が設置され、階段部分はほとんどが歩きやすい枕木と石になっており、一時間もしないうちに踏破できます。道沿いではシマヒゲシバ、カラスザンショウ、ゲッキツ、ハカタユリなどが見られ、動植物の生態やジオ景観を観察しながらのトレッキングが楽しめます。登頂後は台11公路、磯崎湾、青い太平洋を360度の視野で見渡せ、景観東屋で一休みも。親子で楽しめる自然生態トレイルです。