「加母子湾休憩区」、「渚橋休憩区」、「郡界休憩区」は台11線の東河鄉南端にあり、相互に近距離にある小さな休憩区です。大海原を間近で眺められ、海岸にスペースがあったため、東管処はここに三つの休憩区を設け、指示標識、東屋、テーブルとイス、遊歩道、駐車スペース、ゴミ箱などを設置し、東海岸を旅する観光客と地元住民の便を図っています。いつでも車を停めて海を眺め、写真を撮り、一休みできる便利で安全な休息スポットです。
北から南へ向かって車を走らせると、東河鄉南端の比較的わかりやすい湾が「加母子湾」です。湾内は波が穏やかで、湾の内や外に巨岩が点在し、岸辺ではヤシの木が風に揺れています。大海原を眺めるには絶好のスポットです!地元のアミ族は「加母子湾」を「掴み取る、獲得する」という意味の「kamod」と呼んでいます。ここは每年「海祭」を開催する場所であり、冠婚葬祭に伴う宴会「bagerlan」を行う場所でもあるのです。湾内は波風がおだやかで、水が清らか。湾の北側には豊かな珊瑚礁と多様な生態系が息づいており、祖先から受け継いだ暮らしの海として、アミ族の人々に大切に受け継がれています。
「渚橋」はもともとは小さな渓谷の南北両端をつなぐ橋でした。加母子湾から一キロと離れておらず、「新蘭漁港」に隣接しているので、ゆっくり走って見つけてください。園区内は駐車が便利で、駐車場脇には鋼素材で甕の形をしたインスタレーションが展示されています。園区内の大きな東屋は、旅人が陽射しや雨を避けるのに便利で、三つの休憩区の中で最も広く、駐車台数も最多です。渚橋休息区では、勢いよく空をつくヤシ林、浅瀬に真珠のように点々と佇む岩礁が、きらめくの陽光を浴びて輝き、南の島の熱帯風情がいっぱい。家族揃って大自然にたっぷり浸りながらピクニック。そんなひとときにぴったりの地です。
続けて南へ向かうと、一キロもせずに、日本統治時代は新港郡と台東郡の境界にあった「郡界」が見えてきます。加母子湾休憩区同様、駐車スペースは台11公路脇にあり、コンクリート敷きの遊歩道で二つの観海東屋へむかえます。ここで北を見ると、新蘭漁港のシンボル-赤い灯台と北側に突出した海岸地質が見られ、天気が良ければ、海の彼方に緑島がはっきりと遠望できます。東屋で潮風に吹かれながら景色を眺めていると、暑さも吹き飛ぶようです!