「都歷園区」は台11線の124.5K地点付近にあり、都歷先住民集落に隣接しています。かつて都歷のアミ族はこの地を「katomayan(旮嘟瑪様)」と呼んでいました。「熊が出沒するところ」という意味です。ここは交通部観光署東部海岸国家風景区の行政の中心。それだけでなく、都歷ビジターセンター、アミ族民俗センター、大型駐車場、屋外レクリエーション/パフォーマンススペースも兼ねています。高台にあるため、どこまでも広がる太平洋と日の出、月の出を眺められ、また東海岸に関する旅行情報提供の重要な窓口であり、ツアーで必ず立ち寄る見学スポットでもあります。地元住民にとっては、ピクニック、子供や犬と遊ぶのに絶好の地です。
東管処の年間イベントに合わせ、都歷園区では近年、春と夏の旅行シーズンに「旮嘟瑪様先住民集落楽ダンスパーティー」、「東海岸大地芸術祭」月光海音楽会、バザーなどのイベントを行なっています。先住民集落の文化の伝承、地元の芸術創作と刷新をつなげた国内旅行のスタイルで、イベント期間中に都歷を訪問すれば、東部海岸の自然の絶景と多様な文化を合わせて堪能することができるのです。ここ数年で、都歷園区では、行き届いたツーリストサービスを提供できるようになった他、大型の美術館のように、芸術と文化の香りを感じていただけるようになっています。都歷ビジターセンター内では、東海岸のアーティスト「拉黒子‧達立夫」の作品『旅行在50歩的空間』を常設展示。屋外では草原、オーシャンビューに溶け込むように、これまでの東海岸大地芸術祭に出品されたインスタレーション『泡風景』、『最強大的温柔』、『転変』、『公元5390的凝望』、『等候 漂流』など内外クリエイターの作品を展示しています。間近で芸術作品を鑑賞でき、映え写真、SNSチェックインの人気スポットとなっています!
都歷園区は駐車が非常に便利ですが、公共交通機関で都歷園区を訪れるなら、「台湾好行-東部海岸線」の「アミ民俗センター」で下車すれば到着です。都歷園区へなかなか来られないという方のため、2020年、東管処はビジターセンターの上方に、園区全体を映し出すライブカメラを設置しました。高解像度の映像を24時間配信しています。現地の天候と風景がいつでも確認でき、youtubeチャンネルでご覧いただけます。